いざというとき出来るように!お通夜・お葬式でのマナー

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結婚式は何ヶ月か前には招待状が届き、心の準備ができていることが大半かと思います。
しかし、お通夜やお葬式は、突然連絡があり、急に参列しなければならないことが多いでしょう。

いきなりの連絡に、最初は戸惑いや信じられない思いがよぎるかと思います。
すぐに準備をしなくてはならないのですが、どんな服を着て、何を持っていけばいいのか、そして香典はいくら包めばいいのか…マナーに関してはわからないことや不安なことばかりでしょう。
そこで知っておきたい基本的なお通夜やお葬式のマナーを紹介します。

まずは着ていくべき服装から…

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不幸があったとき、着ていくべき服装として真っ先に思い浮かべるのは「喪服」でしょう。
葬儀や告別式に参列する場合は、まず黒を基調とした略式、いわゆるスーツの礼服を着用します。
モーニングや和装といった正式の喪服は親族が着用するもので、親族より格が上の衣装を身にまとわないように、親族以外の葬儀の参列には略式の喪服を着用するのがマナーです。

一方でお通夜は、葬儀とは若干マナーが異なります。
葬儀はある日突然行われるもの…その考えから、あまりにお葬式を意識した服装だと「前もって用意していた」と思われてしまいます。
そのため、葬儀の場合は、「まさかこんなことになるなんて…」といった驚きと、それによって何も準備していなかったという雰囲気を示すために、喪服でなければならないということはなく、暗めのカラーのフォーマルを着るのが基本です。
ただし、事前にある程度、死期が予期できた場合は、ブラックフォーマルで参列するようにしましょう。

お葬式に必要な持ち物ってどんなものがある?

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お葬式は急にそのときが来ることがほとんどではないでしょうか。
そのため、慌てて持ち物を準備しなければならない…そんなことが多いでしょう。

「急だから、何を持っていけばいいのか分からない」ということにならないように、まずはしっかりと頭の中を整理しましょう。
お葬式はフォーマルな環境ではありますが、けして持ち物は多くはありません。
服装を整えたら、その他には数珠、袱紗、白の無地か黒のハンカチ、葬儀用の黒系のカバン、そして香典…これらが最低限必要なものです。

靴は光沢のあるものは避けましょう。
また革製のものは、動物を殺生して作られているために、できれば避けたいものです。
また日頃から結婚指輪などのアクセサリーを身に付けている場合は、お葬式やお通夜のときは外すようにしましょう。
持って行くべきものと、持って行かない方がいいものがあるので、その点は注意が必要です。

挨拶はできるだけ手短かに

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お葬式やお通夜の場面では、親族の方々は悲しみに包まれています。
そのため、お葬式やお通夜に参列する場合の挨拶は、長々とするのではなく、先方の悲しみを察して、手短に済ませることが重要です。
一般的には「このたびはまことにご愁傷様でございます。心よりお悔やみ申し上げます」と一言で済ませるのがマナーです。
また「重ねて」や「もう一度」のように、二度とあってほしくない葬儀の場面では使うべきではない言葉もあるので注意が必要です。
気になる香典は、どうすれば良い?

香典も葬儀やお通夜では気になるポイントの1つです。
手渡すタイミングはお通夜、葬儀のどちらでもかまいませんが、先方の宗教によって表書きを変える必要があります。
しかし、相手の宗教が何なのかが分からない場合も多いかと思います。
「ご香典」や「ご香料」などがありますが、キリスト教などでも幅広く用いることができるのが「ご霊前」です。

香典は上段に「ご香典」や「ご霊前」などと記し、下段にはフルネームで会葬者の名前を書きます。
また、金額ですが、これは故人との関係がどのくらい深いか、そして立場のよっても大きく変わってきます。
例えば、ご親戚であれば1万円から3万円程度、兄弟・姉妹であれば3万円から5万円、さらに勤務先の上司やその家族であれば5000円前後が目安です。
ただし、どの程度お世話になったかによって、上下することがあることを念頭に入れておきましょう。

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