これさえ知っておけば大丈夫!大人のフレンチマナー講座!

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学生から社会人となり、年齢を重ねるほどに高級な料理を食べる機会は増えてくるもの。
しかし、高級な料理ほどマナーが求められるために、格式ばったマナーの数々に、思わず肩が凝ったり、精神的に疲れたりと苦手意識を抱く方は少なくないようです。
とりわけフレンチは日頃使わないナイフやフォークもあり、西洋式のフォーマルな雰囲気から、どうも苦手…という方も多いでしょう。
そこで、フレンチを食べる際に必要な最低限のマナーを修得して、苦手意識を払拭し、料理や会話を楽しく味わえるようになりましょう。

まずはナプキンの使い方をマスター!

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フレンチと言えば、やはりナプキンがあるのが真っ先に出てくる特徴でしょう。
ナプキンをどう使えば良いのか…いきなり頭を悩ませるかも知れません。

ナプキンは食事中に口の周りについた汚れを拭き取るために用います。
この汚れが次の料理や飲み物の味に悪影響を与えてしまうため、料理や飲み物を口にする前にきちんと拭いておくのがマナーです。

また、ナプキンは着席後、すぐに広げて膝の上に置いてもかまいません。
オーダーした飲み物が届くまでに広げておくのが目安です。

飲み物はどう選ぶ?

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さて、フレンチではまず最初に飲み物をオーダーします。
食前酒という形で飲み物が用意されているケースもありますが、いずれにせよ、メインとなる飲み物を頼む必要があります。

フレンチの場合、メニューを見ても、聞いたことがない銘柄のワインが並んでいたりして、どれが良いのか分からないこともあるでしょう。
そんなときはオススメを聞いて、それをオーダーしてもまったく問題ありません。

ナイフとフォークをどう使う?

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フレンチを食べる際に最も頭を悩ませるのがナイフやフォークの使い方ではないでしょうか。
椅子に座ると、目の前のテーブルには数多くのナイフやフォーク、スプーンが置かれています。
果たしてどれから使えば良いのか迷ってしまいそうです。

ナイフやフォークはこれからのコース料理に必要な数だけ並んでいます。
順番は外側から、ナイフとフォークをセットで…という形で使います。

例えば、魚料理や肉料理が目の前に出てきたとしましょう。
ナイフとフォークを手にして、一度にすべて一口大に切ってしまう方がいらっしゃいますが、これはマナー違反です。
一口ごとに、料理の左側から切っては食べる…これが正しい食べ方です。

また、料理の途中でナイフとフォークを置きたいという場合には、ナイフとフォークの先端を合わせて、八の字を描くように置きましょう。
できればフォークの下にナイフの先端が入るようにするとなお良いでしょう。
フォークがプレートから落ちるのを防止してくれるのです。
食べ終わったら、ナイフとフォークは揃えて、さらにフォークの刃は自分の方に向けて、3時から5時くらいの方向に置きましょう。

スープの飲み方は?

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フレンチのコース料理の特徴としてスープがあるというのが挙げられます。
スプーンはスープの奥から自分寄りに向かって運びます。
もしスープが熱ければ、息を吹き掛けるのではなく、スープ自体をかきまぜて冷ましましょう。
また、スープが残り少なくなってきて、なかなかスプーンですくえないという場合には、プレートの奥の方を少し持ち上げるようにしましょう。

最後に…料理と会話を楽しみましょう

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フレンチと言えば、慣れないマナーに四苦八苦して、思わず何を食べたか、どんな味だったかも忘れてしまいがちです。
マナーはあくまでもみんなで料理を楽しむためにあるため、最低限必要なものだけを抑え、後は料理と会話を楽しむゆとりを持ちたいものです。
一人黙々と食べるのではなく、同席している方々との会話を楽しみながら料理をいただく…これがフレンチの最も大切なマナーといえるでしょう。

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