毎年メディアで騒がれるお花見問題・・・あなたのマナーは大丈夫?

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毎年、桜が咲く季節になる頃のイベントと言えばお花見でしょう。
しかし、花より団子で、マナーなんておかまいなしの、飲んで食べての大騒ぎ…そのような光景を目にすることも多いかと思います。
静かに桜を見ながらお酒を飲みたい…そんな方もいらっしゃる中で、マナーを無視していては、せっかくのお花見の雰囲気を損ねてしまいます。
そこで、お花見をするに当たって、知っておくべきマナーを紹介しましょう。

騒ぎすぎに注意!

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お花見のシーズンになると、桜の名所では大勢の花見客がやってきます。
そもそもお花見は、その名前が示すように、春になってきれいに咲き誇っている桜をめでることが目的です。
それをただ見るだけでなく、食べたり飲んだりしながら、楽しく過ごしましょう…それが現代の花見スタイルとなっています。

食べたり飲んだりしながら花見を楽しむのは構いませんが、桜をそっちのけで、周りの迷惑になるほど騒ぎまくっていてはいけません。
確かに桜の美しさ、屋外で食事をするという解放感…お酒が進み、食事が楽しくなる気持ちは分かります。
しかし、周囲に迷惑をかけるほど騒ぐのはマナー違反です。
騒ぎすぎかなと感じたら、参加者の間で注意しあうことが大切です。

火の取り扱いにはくれぐれも要注意

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お花見ではシートを引いて、その上で弁当やオードブルなどを食べながら、お酒を飲む…というのが一般的かもしれません。
しかし、中にはまるでキャンプをしているかのように、バーベキューを楽しむ花見客も増えています。

お花見でバーベキューをすることは特段問題ではありませんが、まずはこれからお花見をしようとしている場所が、火気を使っても問題ないかを確認しましょう。
そして、バーベキューをする場合は、煙が周囲の花見客に向けて流れないように、お花見をする場所や風の流れを考慮しましょう。

また、バーベキューが終わったら、火の始末をきちんと行うことが大切です。
屋外で、引火しやすいものもたくさんあります。
火の始末を怠り、少しでも火種が残っていれば、次に同じ場所を使う花見客の迷惑になるだけでなく、火事を引き起こすこともあります。
お花見でバーベキューをするなら、火の始末をきちんと行う…これは常識的マナーです。

場所取り、後始末など…桜への愛情を注ぐこと!

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お花見は桜がきれいに咲いてくれたからこそ楽しめるものです。
そのため、何よりも桜に対して愛情を持って、場所取りや会場の後始末をするのがマナーです。

場所取りに関しては、どうしても桜の木の近くを選んでしまいがちです。
真下から眺める桜を眺めながら宴会を楽しむ…そんな希望もあるかもしれませんが、桜の根っこに当たるように接近して、シートを敷いていたのでは、桜自体の生育に悪影響を及ぼします。
また、宴会中に桜の木にもたれかかったりしていては、ますます悪影響を与えるでしょう。
今、そして今後もお花見を楽しむためにも、場所取りは桜の木のすぐ近くではなく、根っこの上にならないようにちょっと離れた場所にするのがマナーです。

また、宴会で盛り上がり、お酒が回ってくるようになると、思わず桜の木の枝を折ってしまう人がいます。
「きれいだな」と言って、少しなら良いだろうと枝を折る人もいます。
これはお花見のマナー違反というよりも、常識に欠ける行為です。
絶対に桜を傷つけるようなことをしてはいけません。

最後にお花見が終わって、お開きになったら、自分たちが出したゴミはすべて片付ける…これは桜をきれいに見るために、そして次にその場所を使う方への、守るべきマナーです。
来たときよりもきれいにする…そのためには、お花見のときはゴミ袋を持参し、きちんと持って帰るか、指定されたゴミ捨て場に捨てることが、桜への感謝につながります。

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